伝統と進化を一つに

御用達職人の誇りが散りばめられたランドセル

御用達職人の誇りが
散りばめられたランドセル

受け継がれてきた伝統と科学の進歩を融合させた、贅沢ながらも温度を感じるランドセル。角の始末や丁寧なへり返しのベルト差し。高度な技術を要する盛芯(もりしん)や安心感のある手縫い。さらにお子様のことを考え抜き生まれた使いやすいラウンドポケットなど、細かい約束を設けた製造仕様となっています。シンプルデザインの中で細部に渡った技術の生きる、御用達職人の誇りが散りばめられたランドセルです。

心地良いこだわり

「軽く感じる」のために

あえて立ち上がり背カンを採用しない

あえて立ち上がり背カンを
採用しない

立ち上がり背カンは、肩ベルトのフィット感をサポートするパーツですが、 肩だけの負担が大きくなってしまう可能性があります。 体型の個人差や子どもの成長を考えた時、フジタは立ち上がり背カンを採用 せず、いつも子どものからだ(肩・背中・腰)にフィットするベルトを採用しました。

「軽い背負い心地」のカギは分散型

「軽い背負い心地」
のカギは分散型

ランドセルの重さを肩・背中(肩甲骨)の2箇所だけで支えるのではなく、肩・背中・腰の3箇所にぴったりフィットして重さを分散させる構造が「軽い背負い心地」を実現しました。

幅広カブセの採用

藤田鞄店ならではの構造

藤田鞄店ならではの構造

建物の軒先のように、本体マチより外側へ張り出した幅広のカブセ(フタ)は、雨や雪、埃がランドセルの中へ入りにくい構造になっています。

藤田鞄店の幅広カブセ

藤田鞄店の
幅広カブセ

カブセ部分の比較

カブセ部分の比較

一般的なカブセが真っ直ぐ裁断するのに対し、藤田鞄店の幅広カブセはわん曲した立体裁断式を採用しています。

一般的なカブセ
(裁縫生地)

藤田鞄店幅広カブセ
(裁縫生地)

革の取り都合の比較

革の取り都合の比較

大判 1 枚革あたりに対して、藤田鞄店では特別な取り都合を採用しています。本来ならば、1 枚革を真っ直ぐに裁断し、3 枚分確保するため、ロスが少なく効率はいい方法で行います。しかし藤田鞄店では、手間も掛かり、2.5 枚分と取り都合が悪い立体構造を叶えるための裁断をし、雨や雪、埃が中へ入りにくいランドセルづくりを行っています。

一般的な裁断

藤田鞄店の裁断

フジタ独自の
「NICE&cozy」ユニット

負荷を分散させる3つのフィット感

負荷を分散させる
3つのフィット感

ランドセルをつくり続けて67年。長年のランドセルづくりの経験から導き出された答えが、背負ったときに「軽い背負い心地」で負担の少ないランドセルのメソッド、「NICE ナイス &cozy コージー 」ユニットです。
01

優しくなじんでフィットする
ふっくら天然牛革

01

優しくなじんで
フィットする
ふっくら天然牛革

肩ベルト裏・背あてには「ふっくら天然牛革」 を使用。人工皮革は強く元にもどる特性があるのに対し、天然牛革は使い込むほどに伸びたり、なじんでいく特性があります。そのため、卒業までの6年間、体型・体格の変化にも優しくなじみ、包み込むようにフィットします。また、天然素材ならではの通気性の良さで夏はひんやり、冬はぬくもりが感じられ、快適に背負うことができます。
02

背中の凹凸にフィット・ 腰と背中で
重さを分散するフィットカット

02

背中の凹凸に
フィット・ 腰と
背中で重さを分散する
フィットカット

背あての腰にあたる盛り上げ部分が、腰の凹にぴったりフィットします。またフィットカットの凹凸が背中の凹凸に隙間なくフィットし、背中全体で重さを支える構造が、軽い背負い心地を実現。また、広い面積の背中から腰にかけて重さを分散させることで肩にかかる負担は最小限に。まるでオーダーメイドのようなフィット感があります。
03

体の曲線にフィットする
「スーパー X ベルト」

03

体の曲線に
フィットする
「スーパー X
ベルト」

アルピニスト(登山家)が背負うバックパックからヒントを得て開発された「スーパーX ベルト」は、ランドセルを背負った姿を正面から見ると、アルファベットの「X」のような形状をしています。曲線でできているヒトの体に沿うように、肩から胸・脇腹にかけて大きくカーブして、ランドセルと背中をぴったりフィットさせ、全体の重みを分散させます。

心地良い、の
見える化

信州大学へ検証を依頼

実際にフジタのランドセルを背負っている時、肩や背中や腰にかかる重さ(負荷)はどのようになっているのか、信州大学の吉田教授へ検証を依頼し「背負い心地」を見える化しました。